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食の安全と環境−「気分のエコ」にはだまされない (シリーズ 地球と人間の環境を考える11)
かつては水と空気、そして安全はタダであったが、現在は過剰にお金を費やしている状況です。
食は人間が生きていく上で基本的な要素であり、生命に直結する最も身近なリスクです。「食の安全」は今や大きな注目を浴びています。この声高な議論の中で、「安全と安心」がセットで話されることが多くなりました。報道機関の伝え方によっては、食品メーカーが誤解されたり、致命的なダメージを受ける恐れもあります。一方で、消費者は感情的な面から「安心」を過剰に求める傾向があります。 その結果、大量の食品廃棄物が出るだけでなく、農業の生産性も低下しています。また自然界の植物には動物から自身を守るために毒を含んでいるものが存在します。これらの毒の量がどれだけ安全かを定量的かつ科学的に規定することが「食の安全」と言われるものです。したがって、感情的な根拠のない報道には冷静に対応する必要があると筆者は警鐘を鳴らしています。
石川
2023-11-27