Sporal
スポラルは、イトラコナゾールという成分を含んだ抗真菌薬です。
その成分には強い抗真菌作用があり、広範な真菌の種類に対して効果があります。
主に真菌が原因で起こる皮膚病や爪のカビの感染を治療するために使用されます。
この薬は安定性が高く、体内で徐々に放出されるため持続的な効果があります。
特に爪白癬の治療によく使われる安全性の高い薬です。
詳細情報
- メーカー
- Janssen-Cilag Ltd
- 内容量
- 1箱4カプセル
- 使用対象
- 男女兼用
- 効果
- [適応菌種] 皮膚糸状菌(トリコフィトン属、ミクロスポルム属、エピデルモフィトン属)、カンジダ属、マラセチア属、アスペルギルス属、クリプトコックス属、スポロトリックス属、ホンセカエア属 [適応症] ・内臓真菌症(深在性真菌症) 真菌血症、呼吸器真菌症、消化器真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎 ・深在性皮膚真菌症 スポロトリコーシス、クロモミコーシス ・表在性皮膚真菌症(爪白癬以外) 白癬:体部白癬、股部白癬、手白癬、足白癬、頭部白癬、ケルスス禿瘡、白癬性毛瘡 カンジダ症:口腔カンジダ症、皮膚カンジダ症、爪カンジダ症、カンジダ性爪囲爪炎、カンジダ性毛瘡、慢性皮膚粘膜カンジダ症 癜風、マラセチア毛包炎 ・爪白癬 ※表在性皮膚真菌症に対しては,難治性あるいは汎発性の病型に使用してください。 ※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
- 用法
- 内臓真菌症(深在性真菌症): 通常、成人にはイトラコナゾールとして100~200mg(1~2カプセル)を1日1回食直後に経口投与してください。なお、年齢、症状により適宜増減します。ただし、イトラコナゾール注射剤からの切り替えの場合、1回200mg(2カプセル)を1日2回(1日用量400mg[4カプセル])食直後に経口投与してください。 深在性皮膚真菌症: 通常、成人にはイトラコナゾールとして100~200mg(1~2カプセル)を1日1回食直後に経口投与してください。なお、年齢、症状により適宜増減します。ただし、1日最高用量は200mg(2カプセル)とします。 表在性皮膚真菌症(爪白癬以外): 通常、成人にはイトラコナゾールとして50~100mg(0.5~1カプセル)を1日1回食直後に経口投与してください。ただし、爪カンジダ症及びカンジダ性爪囲爪炎に対しては、100mg(1カプセル)を1日1回食直後に経口投与します。なお、年齢、症状により適宜増減します。ただし、1日最高用量は200mg(2カプセル)とします。 爪白癬(パルス療法): 通常、成人にはイトラコナゾールとして1回200mg(2カプセル)を1日2回(1日量400mg[4カプセル])食直後に1週間経口投与し、その後3週間休薬してください。これを1サイクルとし、3サイクル繰り返します。なお、必要に応じ適宜減量します。
- 注意事項
- 重篤な肝疾患の現症または既往歴がある、肝臓又は腎臓に障害の方でコルヒチンを投与中、妊娠中・妊娠の可能性のある方は本剤を使用しないでください。また、授乳中の方は本剤の使用をおすすめしません。 薬物過敏症の既往歴がある、アレルギー既往歴がある、肝障害、腎障害、うっ血性心不全又はその既往歴がある、高齢者の方は、慎重投与となるため、本剤を使用する前に、必ず医師に相談してください。 本剤の長期間投与に際しては、肝機能検査を定期的に行うことが望ましいです。 爪カンジダ症・カンジダ性爪囲爪炎に対して、長期(6ヵ月程度)にわたって投与しても症状の改善が認められない場合には、本剤の投与を中止してください。 内臓真菌症において、イトラコナゾール注射剤から本剤400mg/日長期継続投与へ切り替えた場合、高い血中濃度が持続するので、投与期間中には、血液検査、肝機能検査、血中電解質検査等を定期的に行うことが望ましいです。 薬剤を服用中の方、治療中の方は、本剤使用前に必ず医師にご相談ください。 飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用してください。ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分は服用しないでください。 ※ただし、2回分を一度に服用しないこと。 本剤や、本剤含有成分にアレルギーのある方は、服用をお控えください。 子供の手の届かないところに保管してください。 直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
- 副作用
- 肝機能障害(倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色) 消化器症状(食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、便秘、口内炎) 精神神経系症状(頭痛、めまい、眠気、不眠) 光線過敏症(日光のあたる部分に発疹や水ぶくれ) うっ血性心不全、肺水腫、肝障害、胆汁うっ滞、黄疸、中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎、多形紅斑、ショック、アナフィラキシー、間質性肺炎などの症状が現れる場合があります。 その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。
- 成分
- Itraconazole 100 mg Per Capsule 1カプセル中:イトラコナゾール 100mg
レビュー
68mari
脂漏性湿疹と診断されてから10年が経ちましたが、最近おでこや背中が痒くなることもあります。
自分で色々調べた結果、この薬の存在を知りましたが、果たして飲んでも大丈夫なのか悩みました。
しかし、試しに飲んでみましたら効果があったようです。
頭のかゆみが収まり、おでこの肌はツルツルになり、また背中のデキモノも消えました。
ただ、薬をやめるとどうなるのか心配です。
一時的に症状を抑えられただけかもしれません。
完全に治すには、私の場合食生活など改善する余地があると思いますが、とりあえず薬の効果は実感できました。
もしこの薬が安全ならば、長期間服用したいですね。
今回は1ヶ月間、1日1錠の服用でした。
常備しておいて必要な時にいつでも服用できるようにします。
Paaaco13
3月にお尻のタムシができて、現在は9月ですが、どんな治療方法を試しても症状がなかなか改善せず、困っていました。
しかし、この薬と出会えて本当に良かったです。
私のお尻のタムシに対して効果がありました!
ハナ
難治性の水虫に対して外用薬があまり効かず、経口薬を1ヶ月間服用したところ、症状がかなり改善されました。
その後は外用薬での対処をしていますが、症状は改善傾向にあります。
再発を防ぐためには日々皮むけなどの症状を確認し、無症状でも数ヶ月間は外用薬の使用を続けています。
たびたび
口腔カンジダにかかりましたが、即効的に治りました。
イソジンうがい薬でも効果がありますが、頻繁に使用して少しずつ改善されていく感じでした。
イソジンとスポラルを併用することで即効的に治癒しました。
久ちゃん
このスポラルでカンジダが完全撃退ならなければ、ラミシール錠に切り替えてみようかと検討中です。
塗り薬の方もニゾラールとラミシールで様子を見ていますが、どの組合せが最適なのかは今手探り状態です。
あやえ
スポラルを飲んでから症状が改善されましたが、まだ完全には治りません。
水虫は根気のいるもので、なかなか治らないということです。
何回購入すれば良いのか分かりませんが、頑張って治す努力を続けます。
マリーアントワネット
この薬でパルス療法3クールを終わらせた今、すっかり爪白癬が治りました。
自分で爪白癬にかかっていることは大体わかりますが、病院に頻繁に通わずに深爪処置や血液検査を受ける手間もなく、効果的に治しました。
非常に効果のある薬です。
くりぽん
使い始めて、2週間になりましたが、足の裏が今までガサガサだったのが、驚くほど滑らかになっています。
手のひらも同じくツルツルです。
水虫の自覚症状はあまり感じていなかったので、この変化には驚きました。
こんちゃん
アトピーと言われ、慢性の鼻炎や気管支炎など全身のアレルギー症状に苦しんできました。
しかし最近のインターネット情報から、私の症状は真菌による可能性があることが分かりました。
そこで、まずは肌のかゆみがある箇所にタムシチンキとメディトリートクリームを塗布し始めました。
すると、炎症が落ち着くようになりました。
この結果に驚き、次は内服薬にも挑戦することにしました。
代行手続きが面倒でも1ヶ月ごとに頑張って管理していきたいです。
hanachiyan
15年10月11日に続いて2度目の投稿です。
ラミシール半年服用の後、スポラルをパルス服用しました。
1週間に400mgの投与量を3回連続で行いました。
その結果、今まで暖かいこたつで靴下を履いていると水虫が広がっていたのですが、今年はそのような悩みがありませんでした。
また、爪の外見も少し良くなった気がします。
念のため、さらに1回だけパルス服薬する予定です。
他の方も指摘していますが、スポラルは吸収が難しい薬ですので、食事直後に服用するように心掛けました。
また、コーラや黒酢などで一緒に摂取することで吸収率を高める効果があるようです。
坂谷
ペットによる真菌感染症とカビ毒による気管炎に使用しました。
非常に効果があると考えています。
ラミシール系の薬は肝臓や腎臓の機能障害が心配なため、今回はこちらを選びました。
ただし、浮腫の症状が現れることがありますので、浮腫の方は注意が必要です。
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