井上 太郎
アグロエコロジーがタネを語る
目次をみればあきらかですが、タネ問題についてあますことなく書き尽くされてた一冊です。
在来農業、有機農法、自然農法などからの視点でアグロエコロジーを俯瞰する本で、古くから知られる「農」の枠組みを超え、狩猟採集を再評価しています。特に自然農法は最終的な解決策ではないかと思われました。
引用文献もしっかりと巻末に記載されており、研究や調査によって得られた信頼性の高い情報であることがわかります。
貴重な労作です。
レビュー
修平
土と作物と腸と脳は、微生物によってつながっています！
なるほど、人間はあたりまえのことになかなか気づけないものだ。文明や科学が本当に発展していると言えるのか疑問だ。このままでは精神疾患や自己免疫疾患、そして癌の患者数がますます増えてしまう可能性もある。せめてオーガニックな食品を選んで買ったり、改革に向けて票を投じる努力を続けたいと思う。木村秋則さんに示された世界の終わりの予知夢が書き換えられることを願う。
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