シンゴリ
事業の特性上、必要となるスキルが多岐にわたるため、様々な専門を持った人が集まっていた。
しかし、社名の通り結局は化学系の知見を持った人が強い傾向にあり、そうでない人間は便利に使われてしまう環境にあった。
また、社内承認の仕組みが複雑かつ暗黙知化・属人化しているため、手戻りが多く非常に手間がかかる。
故に業務の中心は社内調整とその説明のための資料作成となり、良いものを作るための活動は後回しとなる。
現場は常にギリギリの状態で回っており、短期的に儲かったか否かが最優先されているため、実務的な教育やノウハウの蓄積に関してはほとんどできていない。
会社として表面上成長しているが、長期的に見た時に限界が見えてくる可能性がある不安が常にあった。