潤ちゃん
ミルタザピンはレメロンやリフレックスとしても知られるジェネリック医薬品です。
この薬の作用機序はSSRIやSNRIとは異なり、特定の神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンを作動させるNaSSAというお薬です。
最も特筆すべき性質は、神経伝達物質サイトに高い親和性があることです。
また、カリフォルニア・ロケット療法と呼ばれるSNRIとの併用も有名です。
副作用としては、吐き気や性機能障害は少ないですが、H1サイト遮断による鎮静効果が目立ちます。
初めて使用する場合は、休みの前日に使用することをお勧めします。
さらに急に断薬すると他のSSRIと同様に離脱症状が発生するため注意が必要です。
体重増加という特徴的な副作用がありますが、その原因はまだ明確ではありません。
しかし、女性に特にこの副作用が現れやすい傾向があります。
幸いなことに、ミルタザピンはシトクロムP450の阻害が最小限であるため、薬物相互作用も少ないです。
また、痒みや刺激を遮断するという適応外使用も可能です。